【エダマメ】2017年中盤戦

これまでに見たこともないような、ヘンな枝豆が・・・(8月13日)

毎年のことですが、春に蒔いたエダマメが7月中には収穫を終えてしまい、次に続く晩生の品種が収穫出来るまで、つまり真夏の間はエダマメの収穫がなくなってしまいます。。。
(ていうか、その晩生のエダマメが満足に収穫できた試しがない orz)

これは、由々しき事態でありまして。。。
6月~8月くらいで何か育てられないだろうかと思い、いくつかトライしておりました。

といっても、もう農園には植えられる場所はなし・・・
しかたなく、実家のプランターを2つ使用。
さらに、これでは足りないので、駐車場の隅に無理やり花壇を造成しました。

(しかし、今思えば、この花壇がガンだったのかもw)

まず、プランターに、お手伝いに行った区内の農家さんから分けてもらったタネ(品種名失念)を試しに播種。

かろうじて、株間20cmとれました。
ちなみに、チャマメではなく、春~夏に栽培する早生系のエダマメです。

さらに、通販で購入してみた固定種のチャマメの種を、ポットに蒔いてみました。

「盆茶豆」・・・って、品種名じゃないよね。。。?

お盆のころに収穫できるというのが謳い文句なのですが、、、 さて。

土は、ホームセンターで買った培養土・黒土・苦土石灰・堆肥・腐葉土・米ぬか・配合肥料などを混ぜて作った土です。
農家さんいわく、「エダマメに米ぬかを入れたら、結構よかった」そうです。
で、6月16日に、その、にわか花壇に定植。

ただ、実家の周辺は猫サマの天下。
土とあれば、あっという間に掘り返されてしまいます。
なので、猫避けを置いてみたけど、なんか足りない気がして、ネットですっぽり覆うことにしました。
過保護ですw

プランターエダマメは、そこそこ順調な?生育で、サヤも付きはじめました。
7月19日。

が、今年お初の敵が登場。

ま、コイツは、カメムシみたいにサヤから直接栄養を吸ったりするのではなく、葉をかじる程度でしょう。
大発生というわけではないので、放置。

ところが、やはり強敵カメムシ現る(ー ー;)

7月30日

エダマメというと必ず登場するカメムシの奴らですが・・・
ま、場繋ぎ的な実験も兼ねた栽培ですので、本気防除はしませんでしたが、、、

さすがに試食程度はしたいので、ホームセンターで入手した、お手軽防虫剤を散布。

8月に入り、朝の気温も下がらなくなり、味が落ちてもツマラナイので、ほどほどで収穫としました。

8月5日

味は・・・
まあ、期待してませんでしたので(^^;

さて、過保護の「盆チャマメ」ですが、、、

7月2日

少しずつ、イヤな予感もしていたのですが。。。
一番上の新しい葉が、お皿のように、そっくり返っております。
いままでに見たことのないパターンだわ、これは・・・

結果的に、大いなる反省材料が提供されることになっていくのでした。

8月13日、収穫祭。

良く見ると、なんか、ヘンですよね(笑)

まず、枝葉が茂らず、葉が異常に小さい。
若い葉が縮れたようになってるのは、アブラムシのせいかもしれません。

で、サヤも、半分くらいは、豆が膨らんでない感じ・・・
チャマメ系は、窒素が多いと木ボケ(枝葉ばかりで実の出来が悪くなる)する傾向があるらしいので、追肥はあえてしなかったのですが・・・

とりあえず、試食してみます。。。

・・・

言葉に表せないような、ひどい味でした。
5分間たっぷり茹でましたが、歯ごたえもガサガサしてるし、味というか旨みが全く無い。
ここまでひどい出来になるとは・・・

収穫するために引っこ抜いたのですが、原因は、なんとなく分かりました。
育ちが悪いのも、味がひどいのも・・・

根っこにご注目

原因は「根粒菌」という細菌が関係あるのではないかと。

ちなみに、他のエダマメの根と比べてみてください。
これは、6月に体験農園で収穫したエダマメです。

根に、丸い粒々が付いているのが分かるでしょうか?

この粒々が「根粒菌」の住処です。

ちょっと専門的な話になりますが、、、
マメ科の植物は、地中にいる根粒菌が根と共生することで、生育に必要なチッ素をもらっています。
つまり、土壌中にチッ素分がなくても、根粒菌がチッ素を作って供給してくれるのです。
なので、かえってチッ素肥料をやりすぎると、枝葉ばかり茂りすぎて木ボケします。

しかし、今回収穫した豆の根を見ると・・・

ぜんぜん、ありません。
何故だぁーー!?

なぜかは、分かりません。
でも、根粒菌がいない土もあるので、そういう場合は、あらかじめ、菌を散布するのだそうです。
なんと、HCにも売ってるというし、ビックリ!

ちなみに、知人から、タイミングよく山形産のダダチャマメを分けてもらいましたので、それと比べてみました。

左が今回収穫した「盆茶豆」、右が山形産ダダチャ豆

正常に育つと、右側のダダチャ豆のサヤのようになります。
同じエダマメとは思えないような、味です。

ダダチャ豆も、東北地方の気候に特化したものであることは、去年、一昨年の悪戦苦闘により、重々分かっております。
でも、リベンジせずにはいられないのですよね・・・不適地不適作と言われようが。

これを病気と言わずして何と言うのか(笑)

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