「まつえファーム準備」カテゴリーアーカイブ

園芸福祉士の養成講座

園芸福祉士という資格があるのをご存知でしょうか?

人間は多かれ少なかれ、植物と触れ合ったり栽培したりすることで、癒しや元気をもらうことができます。
そして、その機会を意図的に作り出すのが、園芸福祉士の役割であると言えるでしょう。

園芸福祉士の正確な定義はあるのですが、私の言葉で述べると、
「園芸活動を通して、人々が、精神的・肉体的に健康な生活を送れるようにお手伝いをする人」、もっと簡単に言えば「人々が園芸活動に触れ合うきっかけを作る人」のことです。

それこそ、活動の分野は広く、例えば、
●デイサービスで、家庭菜園やフラワーアレンジメントのワークショップをやったり、
●地域で街路樹の花壇を整備したりするメンバーを募ったり、
●グリーンツーリズムで、農村体験・農業体験をプランニングしたり、etcetc.

詳しくは、こちらのHP「NPO法人 日本園芸福祉協会」をご覧ください。

園芸福祉士という資格があることを知ったのは、今年になってからです。
福祉に興味があるのか?と聞かれれば、自信のある返事はできないのですが、えどがわ農天気ファームのコンセプトは、地域の人たちを対象にした園芸福祉活動ともいえます。
そのためのノウハウ、例えば、足腰の弱った高齢者が安全に利用できるような家庭菜園のモデルを考えたり、その知見を活かせる範囲はとても広いのです。
また、ファームの利用に関して、関係各所へ働きかけていくためのお墨付き、つまり水戸黄門の紋所みたいなものでもあります^^;

ちなみに、園芸福祉士の資格を取るためには、
1) 養成講座を受ける
2)初級園芸福祉士の資格試験にパスする
これらをクリアすると、晴れて初級園芸福祉士となり、さらに実践を積むことで、園芸福祉士としての資格をもらえます。

前置きが長くなりました(^_^;)

今回、このための養成講座がありまして、9月6、7日、そして27,28日のまる4日間、平塚の「花菜ガーデン」というところに行ってきました。

講義ばかりかと思ったら、いや、これがなかなか、面白楽しいグループワークや実践もあって、結構はまります。

癒し効果が高く高齢者や障がい者が利用しやすい公園をデザインしたり、
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実際にテーマにそって花を植えたり、
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高齢者が作業しやすいような立体花壇を作ったり、
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参加者の多くは、何らかの形で福祉や医療関係の仕事に従事している人が多かったので、少し、尻込みしましたが^^;

ま、でも、社会福祉全般を考えれば、当然、地域づくりや「えどがわ農天気プロジェクト」なんかも十分に対象範囲に入ってきます。

新しい風を、江戸川区から、起こしていきましょうね^^

生け垣の効果

固定ページのほうでも紹介しておりますが、現在、農天気ファームを予定している場所は、道路からシースルーの青空駐車場の敷地です。
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これでは、中で作業するほうも、落ちついてできませんね。
そこで、やはり、塀というか仕切りは大事ですが、これも全部張り巡らせるとなると、50mくらいにはなりそうです。

しかし、せっかくですから、これも、見た目に寒々しくない、やさしいものにしたいですね。
塀というか柵次第では、十分な広報宣伝効果を期待できると思います。

区内を見て回ると、駐車場なんかでも、単なる無機質な柵ではなく、生け垣をつかっているところもあります。
しかし、こういうところは、おそらく元は農地だったのでは?と推測しますが・・・
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これって、何の樹木なんでしょう?よく見ますが、葉が染まってきれいですね。
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こんなのも。
考えて見れば、敷地全部を囲む必要もないわけです。ドロボー避けのためじゃありませんし。
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じつは、最大の問題は、区画づくりと中に入れる土をどうするか?だと思うのですが、土を造園屋さんに頼むのであれば、生け垣も一緒にやってもらおうかと思うわけです。
ただ土だけ頼むのだと、それこそ造園屋さんにとっては、つまらないヤッツケ仕事で終わるでしょうけど、生け垣導入をメインとすれば、いろいろな相談ができますからね。

しかし・・・
ま、最終的に資金難となれば、いよいよもってこんなのでも仕方ないですが^^;
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東京近郊の貸し農園@市川市

去年ご紹介しました「国立BBQファーム」に続いて、東京郊外の貸し農園を訪ねてみました。

場所は、千葉県市川市にある「ニッケファーム市川」というお名前の農園です。
管理運営は、緑化事業をやっている会社さんです。

貸出区画は、「えどがわ農天気ファーム」で考えている基礎1区画(15㎡、ちなみに江戸川区区民農園も同じ)よりはやや狭いようですが、利用者向けのアメニティはとても充実していて、道路わきから敷地を見ても「ん?楽しそうだな^^」と思えるような空気が香ってきます。

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そうそう!こんな感じの日よけが作れたらオシャレですね。

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区画の仕切りをどうするか、というのも重要なポイントなのですが、こちらでは、丸太を置いてありました。
これなら、コンクリートブロックなどを使うよりも、見た目にも柔らかく、寒々とした感じにはならないですね。

農天気ファームの場合、区画のうちのいくつかを嵩上げしてバリアフリー的にしようと思っていますので、そのあたりの工夫が腕の見せ所になりそうです。

国立BBQファームへ行ってきました

先日、東京の緑地や農地を守るためのシンポジウムが東京都庁でありまして、それに参加してきました。

そのときに、パネリストの1人として、「国立BBQ(バーベキュー)ファーム」の小野さんという方がお話をされていました。
で、先日、その見学会があり、19日に参加してきたのでご報告します。
続きを読む 国立BBQファームへ行ってきました

「えどがわ起業家ゼミナール」のこと

この「したまちファームえどがわ」計画の事業プランは、管理人が、2012年度の「えどがわ起業家ゼミナール」 に1年間参加しながら、練り上げたものです。

※当初は、「えどがわ街なかファーム」というネーミングでしたが、より創業者の想いに近いネーミングとして、「しまたち」を入れてネーミングしました。ただ、これがベストな屋号かどうかは、今も迷っています。

「えどがわ起業家ゼミナール」は、江戸川区産業振興課の創業支援事業なのです。
前半の基礎編で、企業経営や事業計画を作るにあたって必要なことを学びます。
そして、後半のステップアップ編では、具体的な事業プランにしていくため、毎回のディスカッションで意見交換をしながら煮詰めていきました。(詳細は、以下のURLをご覧ください。http://www.city.edogawa.tokyo.jp/san_jigyosya/sangyo_jigyosya/sougyo_shien/kigyoka_seminar/index.html

事業計画を立てるのに大切なこと、具体的なプランニングの実践、自己分析、そして、同様の仲間とのネットワークづくりなど、普段の仕事では得がたいものばかり、たくさんいただきました。

そして、おかげさまで、事業プランの完成のときには、お墨付きをもらうことができました!
http://www.city.edogawa.tokyo.jp/san_jigyosya/sangyo_jigyosya/sougyo_shien/kigyoka_seminar/jyusyou_6.html

★独立起業するのがいいのか、それとも・・・?

「したまちファームえどがわ」の予定地は、家業で所有している土地になりますので、家業の一環として実施するという方法もあります。
しかし、この「したまちファーム」事業は、仮に成功したとしても売上の上限には限界があります。さらに、事業の特性から利益率を追求することは難しく、1,2年目は赤字覚悟になります。

ですので、家業の本体事業としてしまうのはハイリスクではあります。
家業の取引銀行もあまり良い顔しないでしょう^^;

とりあえず、個人事業主である「したまちファーム」管理人が、家業に対し、場所(駐車場)の使用料を支払うという形になります。
少なくとも、最初の数年は、最低限これが維持できる数字を出せるか?で、今後の継続性が決まっていくと思われます。