もと駐車場だったところを畑にしようという酔狂な試み。
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家庭菜園が好きな人ならよく分かっていると思うのですが、趣味で野菜や果物を作ることは、日常生活の中にこの上ない楽しみをたくさん生み出してくれます。
たとえば・・・
– 土いじりで癒される楽しみ
– 野菜を育てる楽しみ
– 家族や友達と一緒に作業する楽しみ
– 収穫に一喜一憂する楽しみ
– 食卓にのぼる楽しみ
– 誰かに分けて喜んでもらう楽しみ
– 好きなことで体を動かし、健康を感じる楽しみ
etc. etc.
こんなにたくさんの楽しみが相互につながっていて、これはもう、日常生活と一体化した「さりげない幸せのスパイラル」です。
土いじりや農作業が好きか嫌いかは人それぞれですから、興味のない人に勧める気はさらさらありません。
ただ、この楽しみを知っている人にとっては、完全に日常生活の一部になってますから、生きてる限り続けたいと思う人も多いはずです(自分がそうだし)。
なので、これが奪われてしまうことは、人生の楽しみが半減するといってもいいくらいでしょう。
東京にも昔はたくさん農地がありました。
でも、東京への一極集中は減速することなく続いてきて、その集中圧の中で年々少しずつ、農地はマンションや駐車場などに姿を変えてきました。当然、我々が家庭菜園のために借りられる畑も減り続けています。
このままでは、本当に東京から農地がなくなってしまう日が来るかもしれません。
こうした日常の楽しみを、東京以外に帰る故郷を持たない人たちから、これ以上奪わないでほしい。
幸い、私の実家の家業である運送屋で使っていた駐車場が江戸川区の松江にあったのですが、諸事情あり、使っていない土地として存在しています。
これも一つの機会ですから、農地でない土地を農業利用する試みとして、宅地の農園化に取り組んでみようと思います。東京住まいで且つ本業が農家でない私ができることでもあります。
農業生産のためというよりは、ゆくゆくは、市民農園のようにみなさんで使ってもらえる畑に整備するつもりです。
これから少しずつ、備忘録も兼ねて、進み具合を進捗状況のギャラリーにアップしていく予定です。