以前、6月14日の日記で、体験農園のナスが、自分の区画だけ生育不良な件をご報告しました。
で、その後、なんとか、持ち直しましたが、原因はやはり、元肥を深く入れすぎたせいだったようです。
いぜん、「ナスの肥料は深く」と教わったのが、ドンピシャで脳裏にこびりついて以来、考えて見れば去年も同じように深埋めしたせいか、スタートが遅かったように思いました。
ただ、その後の生育はすごく良く、株も長持ちしたと記憶してますので、今年もこれでよかったのでしょう、うん!
問題は、整枝(剪定)をどうするか、ということでした。
整枝をする必要のある果菜類はいくつかあります。
もちろん、しなくても花は咲き実が成りますが、
「収穫の量や質をコントロールする」ことの他に、「株を疲れさせず、長く持たせる」という意味が大きいです。
ここで、整枝が必要なものを、ちょいとリストアップしてみました。
方法が簡単な順に並べてみましたが、簡単なものほど必要度も高いとの理解でいいと思います。
1.トマト
・わき芽を掻き取る(わりとよく知られてます^^)
・大玉は主枝1本仕立て、小玉・中玉は主枝と側枝の2本仕立てが多い。
・大玉は5~6段目の花まで実が取れるというが、結局、支柱の高さまで主枝を伸ばして、摘芯。
2.ゴーヤ
・下から4~5本の子ヅルを伸ばし、その後主枝は摘芯
・子ヅルはある程度まで伸ばして、適当なところで摘芯。
・うちの品種では、実は孫ヅル1節目に多く付いていた
3.キュウリ
・下から5節めまでのわき芽や雌花は全部取る
・子ヅルは、実が1つか2つ付いたら摘芯
⇒その後、どうでもよくなり、放置プレイ。お化けキュウリの出現w
4.カボチャ
・親ヅル(主枝)と、子ヅルを2本か3本仕立て。ただ、品質とかにこだわらなければ放置でも可・・・かもしれない。よく分からん。
・私は狭いところで栽培してるので、途中からこんがらがり、どれが主枝か子ヅルか分からなくなってきましたが、気づいたら幾つか実ってた・・・ってな感じです。ただ、小玉品種なので、実の数を増やしても品質に影響は少ないと思われ、おキラク栽培ですw
5.ナス
・一番花の下から出る側枝と、もう1つ下の側枝の、計3音仕立て。
ここまでは簡単、というか基本だからやりましょう。
・問題は。側枝から出る孫枝をどうするか。。。
どうも、2通りの方法があるようです。
1)主枝及び2本の側枝に咲いた花は、実が成るまで待って収穫。主枝の側枝、もしくは側枝の側枝についた花は、実が膨らみ始める頃、その先の葉を1つ残して摘芯
2)側枝の最初の花が咲いたら、その先の葉を1枚のこして摘芯。花の下からわき芽が伸びるので、そのわき芽の花が咲いたら、同様に先の1枚の葉を残して摘芯。すると、その花の手前でまたわき芽が出るので・・・
・・・ということだと理解していますが、側枝および孫枝の摘芯のタイミングが、いまいちよく分かりません。
花が咲いたらすぐなのか、それとも、ある程度、その花が実になり始めてから摘芯なのか。。。要調査。
(実になり始めるころには、その先の枝もどんどん伸びてきて、次の花がもう咲いてることもありますので、待つだけムダかもしれないけど)
で、あれこれ考えているウチに、面倒になって、これも放置w
でも、結局、収穫できるので、どうってことないのですが、これが収穫できないとなると、真剣になるでしょうね(笑)
6.ピーマン(パプリカ)
これもナス同様、3本仕立てらしいけど、枝が小さいのと、葉が込み合って分かりにくくなり、結局どうでもよくなっちゃうんです。
ただ、1箇所に実が2~3つ付くこともあるので、その場合は大きくなりすぎないうちに摘果してやること、こちらのほうが重要かもしれません。
栄養不足、とくにカルシウム不足だと、ブヨブヨの実になります orz
ま、所詮趣味ですから、ダメならダメでまた次回・・・なんて感じでおキラクにやってます(笑)
そうそう。元肥の件で、追加。
実は、去年も同様に深く埋めて、生育が遅れたけど、あとあとちゃんと収穫できました。
株も長持ちしたように思います。
「自分のやり方」は、よほど納得できる障壁がない限り、変えなくてもいいように思えます。
きっと、昔から続いていた農家の伝統技術も、こうして、受け継がれてきたのでしょう。
なので、10件の農家があれば、10通りの環境と、それに合った10通りの栽培方法があり、どれもが正しいんです。
でも、初心者やシロウトが、ガイドブックの通りにやってみるのは、悪いことではないですよね。
そこから自分の方法を見つければいいということですから!