先日、東京の緑地や農地を守るためのシンポジウムが東京都庁でありまして、それに参加してきました。
そのときに、パネリストの1人として、「国立BBQ(バーベキュー)ファーム」の小野さんという方がお話をされていました。
で、先日、その見学会があり、19日に参加してきたのでご報告します。
ちなみに、国立BBQファームは、もともと農地ではない未利用地だったところを貸し農園として整備し、個人・法人向けに貸し出しています。レンタル用の畑の区画だけでなく、バーベキューハウスやヤギ小屋などもあり、イベントも開催されて、「みんなが楽しく遊びに行かれるような畑」というのが、コンセプトだと理解しています。23区内からも、中央道をひとっ走りしてやって来る人たちもいるそうです。
急がしくて畑に来れないときは、小野さんが野菜の面倒を見てくれるなど、バックアップも充実しています。
あいにく、雨が降ってしまいましたが、20人くらいが見学に参加。
菜園の区画は、区民農園よりもやや広い感じでしょうか、、、
特にいいなあ、と思ったのは、手づくり感あふれる、子ども向け遊び道具。
さらに、江戸川区の敷地に街なかファームをオープンするならぜひ作りたいのが、こんなバーベキュー台とか。
(ホムセンで売ってるのは味気ないですからね。持ち運びには良いけど)
あと、資材置き場兼休憩用の小屋としてハウスを使うのは、私も考えていました。
とにかく、DIY的な香りのするものを見ると、「自分でもなんとかやれそうだ」と思えるので、気持ちが前向きになるのです。
それが人生の楽しみの1つでもあります。
しかしながら、好むと好まざるとに関わらず、首都として一極集中のターゲットになってきた東京は、ヒト・モノが集まりすぎて、作業できるスペースがなかったり、音がうるさくて迷惑になったり。。。
DIY的にするよりも、既存のサービスを利用するほうが、コストがかからないこともあります(こうしたことのほうが多いかも)。
そして、DIYを通して培われる、人間生活に必要な諸々の能力さえも衰えざるをえないことになります。
結果的に、何か災害が起きたときの「自分で自分を守る能力」にも影響してくるはずです。
これは、東京に住みつつ以前から気になっていたことなのですが、今回の視察を通して、改めて感じました。