畑の隅のほうに、よく、収穫後の残渣や雑草などが山積みになって捨てられてたりします。江戸川区の援農Vで使っている研修農園にもありますが・・・
たいてい、その下には、ミミズが住んでいることが多いです。
(以下、現物の画像が出ます(((;゚Д゚)))ガクブル
苦手な方はここでサヨウナラw)
ちなみに、上の画像。
緑に見えるのは先日引き抜いたラッカセイの葉っぱですが、そこだけたくさん付いていました。
マメ科植物は窒素を固定するので、緑肥としても使われるのですが、それとも関係あるのでしょうか?
もちろん、ゴミの下だけでなく、畑の区画の土壌中にもいます。
ただ、不思議なことに、練馬・大泉の白石さんの「風のがっこう」で使っている畑では、ほとんどミミズを見たことはありませんでした。
不思議だったので、先日、白石さんに聞いてみたところ、あたりまえだけど目からウロコな答えが返ってきました。つまり、
「ミミズが食べる有機物がすでに分解されてしまっているから、つまりミミズの食べ物がないので、ミミズはいない」
とのことだったのです。
「なるほど、これ、すべての答えになってるな」と思いました。
つまり、ミミズは土壌中の腐植とかの有機物を食べてそれを糞にして排出しているのですが(寅さん云うところの『造糞機』だな^^;)、糞になった有機物は微生物により分解されて、植物が吸収できる状態になります。
つまり、ミミズが有機物を糞にして出すことで、より分解されやすくなるし、さらに、土壌中にミミズの通り道などの穴ができることで、通気性がよくなります。
そういう意味では、ミミズがいたほうが、有機物の分解にはプラスなんですが、有機物が植物が吸収できるまでに分解されてしまえば、ミミズはもうお役御免ということなのです。
逆に、植物残渣などにミミズがたくさん付いているけど、それらをそのまま畑に入れても、すぐに植物の生育に効果があるわけではない、ということが言えます。
どうも無条件に「ミミズのいる土はいい土」と思い込んできたところがありますが、目からウロコでした。
いちおう、ミミズさんの名誉のために付け加えておきますが、生態系の中で重要な分解者であることには、変わりはありませんからね(^^)