9月になって、暑さもようやく少しは落ち着いてきた感じですが・・・
ともあれ、今年の夏は尋常じゃなかった。
野菜の中には、7~8月くらいに播種や定植をしたりと、真夏に大切な時期を迎えるものも結構あります。
ニンジンなどは、夏の間の発芽をいかに揃えられるかで、だいたいの勝負がついてしまいます。
晩生のエダマメも、猛暑をいかに乗り切るかで、その後の豆の出来に影響しますね。
全てが暑さのせいとも言えないでしょうが、今年は、今までの夏に当たり前だった栽培方法が、ことごとく通用しませんでした。
いっちょう、オサライしてみたいと思います。
●ニンジン
東京近辺の場合、秋~冬どりニンジンの播種は、だいだい7~8月に蒔くパターンが多いでしょう。
9月にずれ込んでも、そこそこは育ちますが、できれば、夏の間に本葉が数枚出ている状態まで育てるのが理想でしょうね。
これだと、根が肥大を始める時期が、秋の涼しい気候と合って、収量も増えてくるのだと思われます。
てな訳で、まだ暑い8月16日に、区民農園に播種。
ところがもう、8月29日。そろそろ発芽が出揃ってもいい頃なんですが。。。
ダメだこりゃ・・・ って感じ。数えるほどしか出てません。orz
お盆も過ぎているというのに、連日、最高気温35度以上の猛暑日が続いていました。これでは無理もありません。
仕方なく、8月31日に蒔き直し。
もう、野口種苗さんから取り寄せている時間はありません。
で、9月7日。ようやく出揃いました。
しばらくは、寒冷シャも掛けたままにしてみます。
●下仁田ネギ
去年の秋に種を蒔いてから育ててきた苗を、8月中には定植できるだろう、と思っていました。
順調に行けば、12月くらいには、食べられるまで成長してくれるはずです。
ところが、暑さのせいか、だんだん、苗の元気がなくなってきました。
で、8月もお盆の頃。そろそろ定植の準備を、と思ったのですが・・・
それにしてもショボイです orz
幸いにも、知り合いから苗を分けてもらい(下仁田ネギの改良種、とのこと)、ある程度の数を定植することが出来ました。
ところが、次の問題は定植後に起こりました。
20センチくらいの幅で板を立てて壁面をつくり、そこに定植。
去年はこの方法で上手くいきました。
ところが、猛暑は相変わらず収まらず・・・
そのうち、2列植えたうちの1列の成長が、極端に悪くなりました。
どうやら、この違いはおそらく、猛暑の中での「日の当たり過ぎ」だったのではないかと。
実は、植え溝を東西の向きで作ってしまったため、溝の中の南側の列は、板の壁面の日陰になっていたのです。
反対に、北側の列は、モロに直射日光にさらされて、地ぎわまで暑くなりすぎてしまった可能性があります。
根元から、深さ5センチくらいに腐葉土を敷きつめているのですが、さらに稲ワラなどをいれておけば、まだマシだったかもしれません。
確かに、ネギを植えた溝に、ワラやトウモロコシの茎を入れる伝統的な方法は、理にかなっているのでしょうね。
※ちなみに、去年は、溝を南北に作りました。
今年ほどの猛暑でもなく、さらに定植も9月に入ってからだったと記憶してますが、順調に育ちました。
また来年からは、溝の向きは南北のほうがよさそうですね。