去年食べた坊ちゃんカボチャから自家採種した種を、ダメもとで蒔いてみたのですが・・・
どうせ出ないだろうと思っていたのですが、意外にも、ちゃんと期待に答えてくれました。
今では、農家の人も家庭菜園の人も、種苗会社から市販された種を購入することが多いのでしょうが、昔は自家採種が普通だったのでしょうね。
採種する株も、生育や味のいいものを選んで、一喜一憂。
発芽するかどうか、蒔いてみて、また、一喜一憂。
食べ物を育てることに喜びを感じていた時代が、あったのではないでしょうか。
(もちろん今でもそういう人はいるでしょうけど)
* * *
しかし・・・
ここまで書いていて、ハタと気づきました。
このとき食べた坊ちゃんカボチャ、はたして固定種なのか、それともF1なのか・・・
F1は、一代雑種といわれてまして。。。
たとえば「食味が良い、大きなカボチャ」と「耐病性の高い小さいカボチャ」の2種類を掛け合わせて、雑種を作ったとします。
そこで取れた実は「食味がよい」「小さい」という性質を受け継いでいるとしましょう。
しかし、その種を蒔いても、同様の性質のカボチャができるとは限りません。
「1代に限り有効な長所」を持つ。
これが、一代雑種です。
私が自家採種したカボチャが、これと同様の一代雑種だったとしたら・・・ orz
いちおう、保険として、市販されている坊ちゃんカボチャの種も蒔いておきました。
こちらも順調に芽が出ておりますよ♪
それぞれ1株づつ植えてみて、いろいろと勉強してみます^^
普通、坊ちゃんカボチャといえば、小ぶりだが、食味が良くてほっこりと甘く美味しいのです。