失敗談① 水はけ=高畝、とは限らない!

区民農園は、去年の春から始めたのですが、それはそれは張り切ってましたよ(笑)

問題は、もともと田んぼ(おそらく蓮田)だったそうで、水はけはすこぶる悪い。
農園の敷地は、明らかに周囲の地面より一段低い。
その敷地の中にも簿妙な傾斜があって、私の借りている区画は、中でも特に低いところらしく、大雨の後も水が集まってくるみたいなのです。

で、シロートが考えそうなこと、その1。
水はけが悪いなら、高畝にして、根腐れしないようにしなくては!!

ということで、かなり張り切って高畝を作りました。
が・・・ これが、大失敗(>_<)

通常、農地は、普段耕し、野菜の根がはびこっている部分(いわゆる耕土)の下に、固い土の層があるわけです。
このときも、まるで、天地返しのように、下のほうの粘土まで掘り起こし、高々と畝を作り満足気でした・・

明らかに、色の違う土が掘り出されてるのが、見えるでしょうか?

ちなみに、これはトウモロコシを植えようとして、マルチをした訳です。
ポリ袋を広げて貼り合わせて(笑)

畝が、こんもりと高くなっているのが、お分かりですよね。

そして、大雨のあとは、この通り。
歩けたもんじゃありません。

ところが、水が退いていきますと・・・

畝と畝の間の深みに、ずっと水が溜まったままです。
周囲の部分(ちょうど、写真の下の部分が通路になっていますが)は、水が溜まっていない。
つまり、場合によっては、掘らないほうが、水はけがいいのです。

(ちなみに、この水面の部分が地下水位か?というと、そうではないのですよ、不思議なことに)

こうなると、畝と畝の間に足を踏み入れると、がまるで油田ですね。本当に田んぼに入っているようです。
(畝の右側を良く見ると、足跡が付いているから、なんとなく想像できると思いますが・・・)

このあと、空いている敷地から土を運んできて、畝間を埋めたのですが、、、

いや~、大変な作業でした。はァ

※写真はトウモロコシで、発芽したところです。
その後の起死回生の努力の甲斐もあって(笑)、なんとか甘くておいしいのが収穫できました。

とにかく、こういう土壌では、根圏が深くならない(なれない)代わりに、地上からの酸素供給を十分にできるようにしておかなければならないのだとの結論に達しました。
根を、広く浅く張らせる。
そのための工夫が必要だと思われます。

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