2012年の区民農園から、毎年栽培し続けている野菜です。
特に栽培が難しい部類ではないようですが、何故か毎年失敗しつつも、ここ数年やっとマトモに収穫できるようになりました。
ただ、雄花と雌花の咲くタイミングに合わせて人工授粉をしなければならないので、私の場合は区民農園よりも家で栽培するほうが便利です。場所の制約上、家では鉢植えになりますが、毎日チェックできるメリットがあります。
春~夏の栽培が一般的で、猛暑で株がやられてゲームセット、というのがパターンと思われます。
2017年は秋穫り(抑制栽培)にトライ、さらに花壇の一部を使って地植えを試みました。でも、収穫にばかり気持ちがいってしまい、結果的に株にストレスを与えてしまったようで、早々とウドンコ病になり、1ヶ月足らずの収穫期間をもって終了となりました。
残暑の季節に株を疲れさせないようにケアしながら長く収穫する、ということに気が回らなかったことが、反省点です。。。orz
【栽培経験より】
1) 水はけがよく、あまり重くない土のほうがいい。田土より山土?
2) 人工授粉が必要なので、区民農園よりは、毎朝見られる自宅に軍配。
3) 雄花と雌花の咲くタイミングを考え、複数株の栽培は必須。けっこうスペースを占拠される。鉢もデカいバケツ以上のサイズで。
4) カボチャを1株プランターに植えておくと、雄花が咲いてくるので、これも受粉に使える。⇒定植時に余った苗でも可
5) カボチャの仲間なので吸肥力は強いはずだが、元肥だけでは不足。特にプランターや鉢などは、追肥をこまめに。
6) 収穫するたびに、その果実より根元に近い葉は摘み取る。
7) 収穫が1日延びるごとに、どんどん実が巨大化します。大きな実は株の疲労につながるので、早めに穫っちゃうのがベター。
8) 夏蒔き~秋作も可能なはずなのだが、植えてみたら、雌花が少なかった。(日長の影響?)なので、春から夏に栽培するのがベストでしょう。ただし猛暑期を超えるのは難しい。
9) ウドンコ病が出てきたら、カリグリーンなどの薬剤を撒布(もしくは重曹でもいいらしい)
※でも、イチゴみたいに、果実までウドンコ病にやられたのは見たことありません。せいぜい葉っぱに白くカビが出る程度。
【追記】
ズッキーニは短日条件下で花芽ができることが判明。発芽後、本葉1枚出たころ、夜をはさんで1日16時間程度、苗を暗がりに置いてやること、これを1週間くらい続ければよいとのこと。知らなんだ~(T_T)。ちなみに2018年になってから知りましたorz)
【追記の追記】
ちなみに、通常なら4月頃に播種してるけど、今までもちゃんと雌花が出来ましたよ。
4月といえばすでに長日条件下になるのですが・・・不思議だ。
以下、今までの栽培経緯&具体的な失敗事例をば。
【2012年、区民農園】
苗はほとんど売ってないので、自家苗から育てます。
ところが、生育は芳しくありません。
知り合いの農家の方に画像を見てもらったら、「基本的に肥料が足りていない状態」のようです。
やはり、無理な有機栽培にこだわったのがよくなかったのかも。。。
結局この年は、2株植えて2~3本しか収穫できませんでした。orz
【2013年 区民農園】
こだわりは捨てられず、再挑戦。
途中までは順調だったので、これは行けるかも!と思いきや・・・
3株中の1株が、突然、こんな状態に!(上の画像と同じ株です)
衝撃的な絵面でショッキングでした。orz
調べてみると、モザイク病かなにかのウイルスにやられたようです。
幸い、他の株は、元気でした。
モザイク病の株は撤退、残る2株にすべての期待がのしかかる。。。
藁のマルチのものは元気だったのですが、ビニールマルチのほうが・・・
なんか元気がない。葉も窒素が足りていなくて、枯れかかってる感じですかね。
で、そうこうしているうちに・・・
こちらも、モザイクにやられた模様。orz
結局、この年も、マトモに収穫できませんでした・・・
【2014年 自宅 鉢植え】
少なくとも、前年までの区民農園よりは、収穫はありました。
1株しか植えなかったのが、悔やまれますが・・・
毎朝、様子を見られるので、人工授粉もタイミングよくできますね(^o^)
数は多くなかったけど、割といいサイズのも収穫できました。
で、7月になり、そろそろ片付けようとしたら・・・
ネコブセンチュウに、がっつり、やられていました(>_<)
ちなみに、この土は、天日干しにして、他の科の野菜に使いました。
【2015年 自宅 鉢植え】
去年の失敗はもう繰り返しませんよ!
今年は3株体制で行きます^^
去年までの失敗を踏まえて、今年は完璧だぞ!と思っていた矢先・・・
途中、成長点付近の葉が外側に反ってきたので、以前遭遇した「モザイク病」に似た兆候かと思われたのですが、数日後に元に戻ってくれました。
ちなみに、区民農園に植えようと思っていたカボチャの苗が残ったので、プランターに放置していたところ、のちのち、コイツが花を咲かせてくれて、雄花が少ないときの受粉に助かりました^^
元気なときは次々と、雌花と雄花が出てきていました。
ただ、株も疲れてきたのでしょうか。ウドンコ病が発生…
若干、農薬を使いました。
それでも、いままでで一番収穫量のあった年ということで、まあ、満足です^^
分類 | ウリ科・カボチャ属 |
輪作年限 | 2~3年 |
前作 | |
後作 | |
混植 | (NG)ジャガイモ・スイカ・メロン (OK)トウモロコシ |
ベストシーズン | 4月播種(ポット)→5月定植→6~7月収穫(猛暑前まで) |
病気 | ウドンコ病(薬剤散布)、モザイク病(アブラムシがウイルスを媒介。発生したら株ごと廃棄) |
その他 | 収穫期は毎朝、要人工授粉。複数株を植えるか、余ったポット苗を数株残しておくと、雄花を咲かせてくれるので、花粉調達用に使える。カボチャの雄花でも代用可 |