ホウレンソウ [Spinacia oleracea]

ホウレンソウはもともと好きな野菜ではなかった。
当然、栽培意欲も湧いてこなかった訳ですよ。

ただ、2015年に体験農園で育てたら、甘いのなんの♪
それ以来、がっつりハマリました^^
ちなみに、春~夏にかけては、作ったことないです。おいしくなさそうだしw
9月半ば~1月くらいまでに播種(12、1月は要トンネル)、12月~3月くらいまでを収穫の時期に合わせるのが育てやすいかと。

●日本固有の品種(東洋種)と西洋で改良された品種があります。
日本の品種のほうが甘いとよく聞きますが、必ずしもそうとは言えないような・・・

西洋種

●日本のは固定種ゆえ、種の質も生育の速さもマチマチだそう。発芽しない種子の割合がハイブリッド種子(F1) より多いので、「えーこんなに!?」ってくらい、大量に蒔いたほうがいいです。

●丸っこ形の種と、トゲトゲタイプの種があります。日本のものはおおかた、トゲトゲ種子。
トゲトゲタイプのものは、種皮が被さっており、そのなかに発芽抑制物質が含まれているとか。なのでトゲトゲ種子は播種の前に「芽出し」をしましょう。
種を一晩水に漬けて抑制物質を流し、その水を捨てて、濡れ布巾に包んで湿らしておくと、2~3日で根が出てきます。
白い根が1~2㎜くらい顔を出してきたタイミングで、すかさず蒔くのです。

ちょうどこのくらい?

●品種にもよりますが、ホウレンソウは、長日条件でトウ立ちしやすくなります。
東洋種のほうが、西洋種よりもトウ立ちしやすいようです。
なので、11月くらいまでに播種するなら東洋種、12月以降は西洋種のほうが無難でしょう。
ちなみに、道路の街頭などの光が当たる場所でもトウ立ちします。

●播種の時は黒マルチをしています。いままで、長くマルチを切って条蒔きにしてましたが、あとあと収穫のことも考えると、
丸い穴を開けて、そこに3,4粒づつ蒔くほうがよさそうです。

マルチ、穴あけ式
 
条蒔き。。。なんかイマイチ。

●酸性土はNGです。酸度計がなくても、苦土石灰は必ず入れたほうがいいです。

●夕方収穫するほうが、硝酸態チッソの含有量が少ないと言われています。

日本土壌協会のHPにも、こんな情報があります。ご参考まで。

東京にもっと農地を! 駐車場を畑に変えちゃう奮闘記&栽培記録